現存するクラブでは日本で最も長い歴史を誇るCLUB METROのアーカイヴ・ブック。
CLUB METRO最初期のフライヤー・写真・証言などを収めたアーカイヴ・ブック『CLUB METRO ARCHIVE BOOK "DIGGING UNDERGROUND" VOL.1 1990 – 1994』を、12インチレコードジャケットに紙面とフライヤーなどの複製品を封入する特殊仕様を採用した「紙書籍版」と同掲載内容をデータ化した「PDF版」の2種でリリース。1990年代の京都の音楽文化、特にクラブカルチャーにおいて、保存されている資料や一般公開されている資料が決して豊富だと言えない中、当時を知るうえでの貴重な一冊です。また33周年記念&アーカイヴ・ブック発売記念Tシャツを同時販売。
貴重な資料を掲載/複製品を挿入
1990年~1994年にMETROで開催されたパーティーのフライヤー45枚(平均200文字程度の解説付き)、METRO内で撮影された写真32枚、METROのマンスリー3枚を掲載しています。これらの資料からはどのような人々がシーンを作っていたか、当時のMETROではどのような音楽が流れていたのか、METROが――ひいてはクラブがどのような社会的な役割を担っていたのかが垣間見えます。また紙書籍版は12インチレコードジャケットにバラバラの紙面を封入する特殊仕様ですが、本文以外に90年代前半のフライヤー4枚、マンスリー3枚をリソグラフで忠実に再現した複製品や、写真2枚の複製品を封入しています。
黎明期から京都のクラブカルチャーに深く関わってきた4名の証言を収めたTALK
黎明期から京都のクラブカルチャーに深く関わってきた沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)、牧野広志(COFFEE BASEディレクター)、山本ニック(METROオーナー)、林薫(METROプロデューサー)によるTALKを文字起こしした1万字超えの記事を掲載。司会は佐藤守弘(視覚文化&メディア研究)。京都初のクラブ、METRO初期のパーティー、当時のシーンの状況等、80年代後半から90年代にかけての京都のクラブカルチャーに関する貴重な証言が凝縮されています。これらの証言からはどのような偶然と必然から文化が成り立ってきたのかがわかります。 ※画像はMETRO初期のパーティーのフライヤー。
研究者・専門家によるMETRO及びクラブカルチャーを多角的に再評価するコラム
菅野優香(クィア/視覚文化研究)によるMETROの歴史を代表するロングランパーティーで国内におけるドラァグクイーンを主体としたパーティーの草分けでもある「DIAMONDS ARE FOREVER」とMETROについてのコラム、川勝真一(建築リサーチャー)による山本ニックの半生と空間デザイナーとしての経歴を追いながら空間表現のエッセンスに迫るコラムを掲載。黎明期の京都のクラブカルチャーに深く関わってきた人々へのインタビューを基にした、研究者・専門家が書き下ろした各5千字超えのコラムを掲載することでMETRO及びクラブカルチャーを多角的に再評価します。 ※写真はMETROでのDIAMONDS初回。
取扱店舗
《1.紙書籍版(実店舗)》 [京都] CLUB METRO ホホホ座 浄土寺店(通販有) MEDIA SHOP [大阪] Calo Bookshop & Cafe(通販有) [ディスクユニオン(通販有)] 大阪店 名古屋店 お茶の水駅前店 渋谷クラブミュージックショップ シネマ館・ブックユニオン新宿 新宿ソウル・ダンスミュージックショップ 吉祥寺店 《2.PDF版》 本サイトにて販売。 ※2024年10月14日現在